駐在と英語 ~1年目 もっと色々分かった編~
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駐在開始から1年。
3カ月経ったときも色々「分かる」と感じたが、「もっと分かった」。
何がもっと分かったのか?
もちろん英語だ。
具体的には、「この時はこの言い回しを使うのがより適切」とか「まずはこのフレーズで結論を示して、次にこの質問を投げかけると反応がよい」といった一種の英語の型(パターン)が分かった。

ちなみに3カ月目の日記では次のように記していた。
…会話のリズムがわかってきた。リズムとは、イントネーションとかアクセントとかだけではなく、会話の組み立て方とか言い方とか全部含めて「会話ってこんな感じでやればいいんだ」というバイブレーション的な何か。
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自分で書いておきながら、なんてアバウトな表現なんだ。。。
この時は、言うなれば英語を使う雰囲気には慣れてきたけど、必ずしもその場に合った適切な表現はわかっていなかった。
それが1年も経てば自分でパターン化して、使えるくらいになったということだ。
例えば、割と重たい会議で反対意見を言わなければならないとき。
これまでは、“Hmm, I don’t agree with your opinion.”とか言っていたと思う。
これはこれでシンプルで立場がはっきりして良い伝え方という説もあるが、一般的にはやや強い表現であり、受け手によっては冷たく感じてしまうかもしれないし、相手をイラつかせてしまうかもしれない。
なお、これを真顔で言っていた当時は「シンプルに伝えたい」という狙いよりも、単純に「同意」=”agree”とだけ覚えていて、それを否定文で示すという形でしか表現できなかった。
(”Hmm”の部分もネイティブっぽくやっているのではなく、単純に時間稼ぎ。。。)
それを1年経った頃は、こんな風に表現できるようになった。
“I see your point, however, I have a different perspective.”
相手の意見を理解しつつ、自分の立場を丁寧に示す表現だ。
会議が重たくなればなるほど、こういう表現にも気を遣えるかどうかが、うまく会議をまとめられるかに多少なりとも影響はあると感じていた。

もちろんすべてのシチュエーションでいつも適切な表現を使えていたわけではない。
というか、ノンネイティブでそんなのできるのは上級レベルの限られた人だけで、当時中級レベル程度の自分は、何度か繰り返したシチュエーションや、事前準備をしまくったシチュエーションだけそれっぽく言うことができただけだ。
それは1年という時間の経過(=経験)も寄与したと思う。
ただ、事前準備はやろうと思えばいつでもできる。
なんなら毎回事前準備を完璧にやっておけば毎回完璧に乗り越えられる、という考え方もあるだろう。
けれど、現実的には忙しい毎日の中、いつも十分な準備をできるわけではないし、当日急にハードな会議が設定されることもあるだろう(自分は何度かあった)。
経験不足×準備不足であれば、できない自分を潔く認めるしかない。
結果として、皆の前で恥ずかしい思いをすることになる。
しかし、それはね、もう仕方ない。皆通る道だし、ノンネイティブならできなくて当たり前だから、本当は恥ずかしいと思う必要もない。
その悔しい経験が英語を学ぶ原動力になる。
「あいつの ”お前の言ってることはよくわからん” みたいな顔、マジでむかついたわ。次は言いたいこと全部言ってやる。」といった気持ちを持たせてくれる。
人が何か真剣に取り組もうとする動機ってこういうところにあるとも思う。
そういった経験をある程度重ねて、少しうまく立ち回れるようになってきた。
それが駐在後1年経ったときの自分の状況だったと思う。
