マインドセット

英語が突然話せるようになった!ウソのようなホントの話

kibitaki1230

「朝起きたら英語話せるようになっていればいいな」

英語に苦労している方なら、一度や二度そんな願望を抱いたことがあるのではないか。

それが自分に起こったという話をしたい。

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そんなあほな。嘘つくな。

きっとそのように思われただろう。

種明かしすると、もちろん寝て起きただけで英会話能力は一切変わっていなかった。

ただ、その朝自分の英語への向き合い方(マインドセット)を変たことで突然「話せる」ようになった

駐在して1年|英語できないと悩む

海外駐在してから1年ほど経過した頃、自分は悩んでいた

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会議でうまく話せない。同僚との世間話ついていけない。

駐在すれば英語は勝手に上達すると、そんな甘い夢を見ていたわけではない。

地道な努力もしてきた。

だけど、自分の英語のできなささに落ち込んでいた。

もちろん客観的にも自分的にも英語は上達していた。

しかし、この時期は本当に英語を使うのが嫌で、会議どころか同僚と顔を合わすのも嫌だった。顔を合わせれば何か話をしなくてはならないから。

一冊の本|『神田昌典の英語の近道』

気分を変えるためにkindleで当時セールしていた本を適当に購入した。

その中にあった一冊の本、神田昌典『神田昌典の英語の近道』(フォレスト出版、電子版、2012年)。

前書きにこう記されていた。

「英語には長年、苦労させられた。その結果、わかったことは何か?『どんなに勉強しても、英語はできるようにならない』ということだ。」

神田昌典『神田昌典の英語の近道』

そうだ。これだ。

自分なりの解釈で説明すると、結局は英語をマスターする(ネイティブのように自由自在に操れる)ことはできないということ。

ちなみに著者の神田氏はアメリカの大学院を卒業され、外交官の経歴を持つ。そのような方がこう言っているわけである。

ちなみに私は神田氏のファンである。ベストセラーの『非常識な成功法則』(フォレスト出版、電子版、2011年)は自分がいたく感銘を受けた本の一つである。

英語学習にも通ずるところがあるので、もし興味あれば読んでみられることをお勧めする。

話を戻す。『神田昌典の英語の近道』の前書きからもう一つ引用したい。

「使い古された表現でいえば、『英語はあくまでツール』である、ということだ。」

神田昌典『神田昌典の英語の近道』

これは文字通りの意味で、誰でも一度は聞いたことがあるフレーズ。

このシンプル、かつ、めちゃくちゃ重要な事実を自分はすっかりと忘れてしまっていたのだ。

世界が変わった│自分にとって必要な英語

そう、自分が落ち込んでいたのは

  • 「同僚(ヨーロッパ人)が自分の意見を洗練された言い回しで主張していた」
  • 「同僚(南米人)が休み時間にペラペラと面白くおかしく話をしていた」

こういった場面に駐在後の1年で何度も遭遇したことが、一つの要因だった。

その環境が自分にとって必要な英語の本質を見失わせ、他者と比較することにより自分の英語のレベル感を(相対的に)押し下げ、知らぬ間に自信を喪失させていったのだ。

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簡単に言えば、無駄に凹んでいたということ。

こういう時は原点に立ち返ることが大切。

海外赴任で来ている自分にとって必要なのはビジネス英語。それを使って仕事をすること。

相手の言うことをだいたい聞けて、だいたい自分の言いたいことを言えれば仕事は何とかなる。

ならば、洗練されたフレーズを流暢に話す必要はどこにもないし、ましてや世間話で一方通行に話される内容を理解できなくたって全く支障はないのだ。

これに気付いたとき、自分は自信を取り戻した。

自分の英語力は一夜にして変わっていない。

しかし、英語に対するマインドセットを次のように変えた

元のマインドセット:「自分は(周りの人に比べて)英語ができない」

新たなマインドセット:「英語はツールであり、自分はもう必要な英語力を持っている」

その瞬間、自分を取り巻く世界が変わり、英語が突然「話せる」ようになった(自分でそう思えた)のだ

めちゃくちゃ気が楽になった。

この感覚は、実は駐在前にも一度味わっている。その時も一冊の本がきっかけだった。自分のターニングポイントとなったその時期についても別の記事で書く予定である。

ちなみに「同僚(ヨーロッパ人)」や「同僚(南米人)」とあえて記載したのには理由がある。それについても、今度別の記事で書こうと思う。

まとめ|マインドセットを変えてみよう

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あなたもつい人と比べてしまっていないか。

もしあなたが英語を使って「自分」にとって必要なこと(仕事、旅行、趣味…)をある程度できているなら、自信をもってほしい。

あなたはもう英語ができる。

ポイントは自分にとって必要なこと、そしてある程度

自分に必要のない目標(「ネイティブを目指す!」がその典型)を持つことや人と比べて完璧を目指すことは英語学習に躓く罠であり、やる気と自信を削ぐ毒である。

ある程度できれば、後は何とかなる。

母国語でも自分の思うように完璧に話すことなんてできないし、完璧に相手の言うことを理解することはできない(音としては100%分かるがそれとは別の話)。

けど、ある程度分かれば、わからない部分は聞けばいいし、言い間違えたら訂正すればいい。

高い目標を持つことは一見すると素晴らしいことだが、自分にとって間違った目標は害になることもある。

もしあなたが自信を失いそうになったら、一度立ち止まってゆっくり考えてほしい。

  • 自分にとって必要な英語とは具体的にどのレベルか?
  • あなたはもうある程度達成できていないか?(人と比べてしまっていないか?)

偉そうなこと書いているが、自分も今でもふと自信を失うことがある。そんな時はここに戻ってきたい。

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マインドセットは馬鹿にできない。本当に世界が変わるから。

ABOUT ME
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元駐在員
英語で苦労しました。 このブログでは自分のその経験から得た英語に対する考え方、アプローチを書いています。 一つでも参考になれば幸いです。
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